予防接種
予防接種を受けよう!
私は開業する前の21年間、天理よろづ相談所病院小児科で勤務してきましたが、その時にはまだヘモフィルス・インフルエンザ菌(ヒブ)や肺炎球菌の髄膜炎を発症した子どもたちがいました。中には後遺症を残した子もいました。
それがヒブと肺炎球菌のワクチンが定期接種されるようになり、髄膜炎で苦しむ子どもは激減しました。
定期の予防接種としてはそのヒブと肺炎球菌のワクチン、それにB型肝炎ワクチンが生後2か月から、4種混合ワクチン(百日咳、ジフテリア、破傷風、不活化ポリオ)が生後3か月から接種できます。5か月になればBCGです。
任意接種は2か月からのロタウイルスワクチンがあります。ロタウイルスでは胃腸炎が主ですが、天理よろづ相談所病院勤務中にロタウイルスによる脳炎の子も2人、経験しました。
1歳になれば麻疹・風疹の混合ワクチン(MRワクチン)や水痘ワクチンが始まります。任意接種でおたふくかぜもあります。日本脳炎ワクチンは定期接種で標準的には3歳からです。
予防接種のスケジュールは複雑ですので、何か質問や相談があればお電話ください。予防できる疾患は予防接種でしっかりと予防しましょう。